友人がふたり、遊びにきてくれた。マカロンをもって。
ひさしぶりにからっぽで笑えた。
こころから、楽しい時間だった。
とても。
ゆうべも、眠るときにはNさんをおもった。
Nさんが元気だったころをおもいだしていた。
時がたつほどに
死という現実が薄らいでいく。
あたたかかった頬も、ざらりとしたひげも
あのとき真摯に覚えていたかった感触が
らしゃ紙につつまれていくように鈍くなる。
目が覚めたら、Nさんは元気で
悲しいゆめだったんだ、って安心して
でもちがうんだね。
こっちが現実。
Nさんは骨になった。
そうなんだ。
なんどもなんども、この現実を肯定しなきゃいけない。
かなうはずのない夢をみるわけにいかない。
だからひたすら、鶴を折っていた。
この10日間。
今日、からっぽで笑えた自分にびっくりしている。
こころから笑えたわたしは、じぶんが愛おしかった。
Nさんのことは忘れない。
悲しかったことも忘れない。
わたしの10日間を知らない友。
その、友の愛。
わたしの、こんなこころをまるごと、すくいあげてくれた。
鶴は、まいにち少しずつ増えている。
マカロンは、こころの奥まで、ふわふわにする味だった。

ひさしぶりにからっぽで笑えた。
こころから、楽しい時間だった。
とても。
ゆうべも、眠るときにはNさんをおもった。
Nさんが元気だったころをおもいだしていた。
時がたつほどに
死という現実が薄らいでいく。
あたたかかった頬も、ざらりとしたひげも
あのとき真摯に覚えていたかった感触が
らしゃ紙につつまれていくように鈍くなる。
目が覚めたら、Nさんは元気で
悲しいゆめだったんだ、って安心して
でもちがうんだね。
こっちが現実。
Nさんは骨になった。
そうなんだ。
なんどもなんども、この現実を肯定しなきゃいけない。
かなうはずのない夢をみるわけにいかない。
だからひたすら、鶴を折っていた。
この10日間。
今日、からっぽで笑えた自分にびっくりしている。
こころから笑えたわたしは、じぶんが愛おしかった。
Nさんのことは忘れない。
悲しかったことも忘れない。
わたしの10日間を知らない友。
その、友の愛。
わたしの、こんなこころをまるごと、すくいあげてくれた。
鶴は、まいにち少しずつ増えている。
マカロンは、こころの奥まで、ふわふわにする味だった。
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